50代の教員は、教育実習先がなかなか見つからないとかなんとか

佛教大学通信課程の課程本科で小学校1種免許を取得した私。

今も、特定免許法講座(中学英語2種)に在籍しています。

夏の祭典の時にお話しした方で、

50代という年齢のために、教育実習を断られたとおっしゃっている方がちらほらいらっしゃいました。これ、1人、2人という人数ではなさそうです。理由は、指導教諭になる側の先生が、自分より年上の先生に教えられないと言っているからだそうです。えー-?? 教員不足だのなんだの言われているこのご時世。新卒の先生のなかにはすぐに辞めちゃう人もいるから、長年生き抜いてきた根性で難しい性格をした保護者の対応とかもかるくこなせちゃいそうな脂の乗り切った50代の先生なんてむしろウエルカムじゃないの? ってわたしは思っちゃうのですがそこのところどうなんでしょう。

 

結構ね、先生が若いと、保護者対応とか、子どもの対応とか、結構大変だったりすることもあるんですよね。だから、社会の荒波の中でもまれていろいろ苦労してきた40代50代の先生たちが活躍できる余地って無茶苦茶あると思うのですが。

 

わたしは40代で教員免許を取りましたが、20代の若い先生がとことん苦労してきたかなり難しい性格をした手ごわい保護者の方との面談を2時間も、新任でいきなり任されてしまって、やり切りましたよ。。。(ほんとに大変でした)しかし、40代の子育て経験のあるわたしの意見はその保護者さんにはきちんと伝わったようで、お子さんの問題行動は一気に改善しました。わたし、仕事じゃなかったら、ひとの言動についてあれこれ言ったり絶対しませんよ。言うほうも言われるほうも相当しんどいですからね。

 

閑話休題。というわけで、どうか、全国の教育実習の指導教諭の皆さん。50代の教員免許取得希望の先生たちの実習も受け入れを前向きに考えてみてください。お願いします。

教員の夏休み

夏休みは、研修三昧です。出張して研修を受けて感想を書いてを繰り返し、合計6本くらいは受けます。(ひとにもよりますが)

 

サービス業と違い、お盆休みの3日間は学校は締まりますので、通勤できません。

これは本当にうれしいです。

 

わたしは、佛教大学通信教育課程で、特定免許法中学英語2種コースに入ったので、

夏休みの間にレポートを6本やりました。8月1日から7日の締め切りに間に合うように7月20日の終業式からレポートをはじめて3本書き、締め切りが終わったらすぐ3本書いて9月1日から7日までに間に合うように出しました。

 

逆に言えば、夏休みや冬休み以外は勉強できません。そんな余裕はないのです。

 

そういえば、新型コロナの影響で、一度も大学に行ったことがないなあ

2019年12月に武漢で発生した、新型コロナの影響で、一時期、佛教大学通信課程のスクーリングがすべてオンラインになりました。わたしは、小学校2年生の子どもがいたため、オンラインで済ませられるうちにスクーリングの単位を取り終えましたので、今から考えても不思議な話なのですが、一度も佛教大学に行ったことがないのです。

 

今年、夏の祭典が、対面方式とオンラインとのハイブリッドで行われる予定らしいですが、大学まで行こうかとも思ったのですが、行くには予約を取らなくてはならず、大学メールを設定して・・・と手順通りに手続きしても、何回もエラーが出てきて、なんでも”いま、この処理はできません”ということらしいのです。

 

夏の祭典の日は、子どものお習い事もありますし、どうしましょう。

たぶん、ことしもオンラインで参加することになりそうです。

特定免許法 中学校教諭英語2種

今年は、特定免許法 中学校教諭英語2種の勉強をしています。

実は、放送大学の司書教諭の申し込み(夏期講座)をしていたのですが、

仕事が忙しくて、学費の納入が遅れて(1日遅れ)、放送大学に問い合わせたのですが、救済措置がなく、来年申し込んでくださいと言われて、断念しました。

 

もともとは、中学校英語2種を取るつもりでいたのですが、仕事が本当に忙しく、家に帰ってきてからも子どもがいることもあって家事三昧だから、勉強できるかなあ? と思って、それより科目数の少ない司書教諭の申し込みをしていたという事情だったので、本当にやりたかった、中学校2英語の勉強ができて、よかったかな? と思っています。

 

佛教大学通信課程の特定免許法講座は、10月くらいまで申し込むことができるます。

(※申し込みは10月あたりまでですが、単位は1月の科目最終試験に間に合わないともらえないシステムだったはず、たしか。くわしくは各々ホームページもしくは大学に問い合わせてください、こういうのはだいたい毎年同じですが変わる可能性もありますので)

 

7月1日にコンビニから学費を納入し、入学セットが7月13日に届きました。

振込用紙より、コンビニ払いのほうが早いです。

今日7月16日。早速、英文学論と、教育相談(中学)の勉強をはじめました。

 

通級指導教室(インクルーシブ教育として機能する?)

障害のある子も、定型発達の子も、一緒のクラスで学んでいこうというのが、インクルーシブ教育です。いま、教育の世界は、それに向かって動いています。そこで、重要になってくるのが通級指導教室だそうです。

 

通級指導教室とは、普通クラスにうまく適応できない子供たちを(ほとんどの子がグレーゾーンかな?)週に1回取り出して、『自立活動』という授業をするところです。

通級では、見る・聞く・覚える・考えるなどの認知機能のトレーニングを行っています。それに加えて、読む・書く・話す・聞くのトレーニングも行っています。

 

間違えないでいただきたいのは、通級指導教室とは、学習の遅れを取り戻すために勉強をするところではありません。(※教科教育は行わないようにと言われています。)

 

自閉症などの発達障害はたいてい保育園・幼稚園の頃に判明することが多いですが、

知的障害っていうのは0歳から16歳までに現れるので、実際のところ、保健センターの検診で一度もひっかかったことがなかったのに、小学校に入ってからなんだか困り感が出てきて、っていう普通クラスに所属する知的障害の子もいます。

 

知的な遅れのある低学年の子どもだと、ひらがなはかけるけれど、認知機能トレーニングは幼児用のやつを使う必要があったりすることもあります。

 

また、障害区分っていうのは、医療現場と教育現場と違っていて、

教育現場で、情緒障害と言われているお子さんたちは、虐待など家庭環境に問題があって、愛着障害になってしまっているケースがかなり多いです。実際問題として、発達障害や知的障害のお子さんたちよりも、愛着障害のお子さんのほうがよっぽどたいへんです。知的な遅れがないから、学力には問題がないかと言えば、そうでもなく、愛着障害のお子さんで、小学校の教科書がほとんど読めないっていう子も多いです。そうなってくると、週に1回通級指導教室に来ていただいたくらいでは効果が見えにくくなってしまいます。

公立小学校、だいぶ、慣れてきました

公立小学校のほうが、支援学校と比べて教員数が少なく、仕事量が多いです。

しかし、そのおかげで、先輩教諭からのいじめっていうのは、少ないのではないかと思います。(実際、いじめられている先生もいるので、ないわけではないですが)

 

公立小学校での仕事にもだいぶ慣れてきました。

高学年の子どもで、先生にいたずらで嫌がらせをしてくるグループがあって、

結構嫌だと感じていた時期もありましたが、

学校の先生で力を合わせて、立て直しを図って1か月~2か月。

その甲斐もあって、だいぶ落ち着いてきました。

 

学級崩壊の怖いところは、困るのが原因になる人物ではなく、

そのクラスに所属する他の子どもたちの学力低下です。

授業中に先生に暴言を吐く子どもが多いクラスを見てみると、

暴言を吐いていない、比較的おとなしい子のノートを見て「!!!」と思うことは多々あります。

 

その学校に限られた話かもしれませんが、

公立小学校の勉強が簡単すぎてつまらないから、高学年なのに教室をウロウロしてしまったり、教員の上げ足を取ってからかったりしてしまう子供もいます。

荒れ狂っている子供だけに焦点をあてて指導しても、効果がないことも多いです。

そういう場合は、クラス全体を育てるようにがんばりましょう。

集団を育てるということで、困った子供が育ってくる事例もあるそうです。

これは自分に言っている話なんですけどもね。

とりあえず、現在進行中でがんばっています。

 

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先生が追い込まれる原因は、先生です。

生徒でも保護者でもありません。

わたしは、学級崩壊の立て直しに協力していますが、

むしろ仕事は楽しくて、むちゃくちゃやりがいがあります。

公立の小学校のほうが支援学校よりも教員間のいじめは少ない

支援学校で嫌だったのは、

新任教諭で、まるで学校のことをわかっていない状態なのに、

現職研修(教員だけでやる応急救護訓練)の代表者にさせられたり、

公務分掌でいきなり提案するように言われたり、

過剰なほど教員数が多い割には、ろくになにも教えてもらえない状態で、

結構、大役を振られることがあったことです。

できないと、「あなたが代表なんだからみんなをリードできるくらいじゃないと」

とか何年も同じ学校で働いている先輩教員に言われます。嫌がらせですか?

 

公立小学校にかわってから、そういう無茶ぶりをされることはありませんでした。

運動会に関しては、

支援学校のときのように、教員の動きを全員で確認するということがないまま本番

に入りましたので、当日にとても戸惑いましたが、わたしは2年目だったので、たい

てい、これをやっとけば本番で乗り切れるかな?っていうことが、かんでわかるように

なっていました。子供にゼッケンを渡す係になっていた時、何の説明もありませんでしたが、渡しやすいように、色ごとに番号順にゼッケンを並んでかごに入れておいたので、

高学年は何番以降。低学年は何番以下のゼッケンを!

と言われたときにすぐに配れました。(よかった!)

公立の通常校は、先生の数が少ないので、ひとをいじめているような暇もないのです。

口悪く言っちゃえば、特別支援学校の先生は無駄に多すぎるので、新しく来た先生を

いじめる暇もある代わりに、休憩時間をきっちりと取っていました。

通常校で働いている私は、ろくに休憩を取ったことがありません。

本気の疲れが出始めたころに、ちょっと机の上で突っ伏したくなったり、

自分の教科で使っている教室で休みたくなったりしたことはありましたが、

それでもむちゃくちゃ罪悪感があります。なんでだろう。

休憩はほんとうは取らなくてはならないのに・・・・。