支援学校の教員の仕事には、主指導と補助の2つがあります。
ぱっと見では、補助の先生のほうが楽そうに思えるかもしれません。
しかし、補助の先生が必ずしも楽とは言い切れません。
主指導の教員は、メインになって指導案を作成し、他の先生と話し合い役割分担を決めて、授業を進めていきます。補助の先生は、授業中に脱走する児童や、他ごとをする児童について、授業に取り組むことをサポートします。主指導の先生が授業に使う備品をそろえたりもします。
補助の先生と言うのは、運動部のマネージャーみたいなものかな??
備品がどこにあるか、何がいくつかるか、きちんと管理し、なければ教材費から買いますが、ここで問題なのは、教材費があといくら残っていて今の時点でいくらまで使えるかきちんと把握する必要があるということです。わたしのように、小学生の子どもがいると夜に何軒も何軒も店をはしごするのも難しいので、ちょっときつく感じました。
補助の先生は、空いている時間に、図工だのなんだのの材料を、全クラス分、うまくわけて、各クラスの担任にわたさなくてはなりません。
他の担任の先生が研修を受けていたり、用事があってお休みをするときに、代わりに担任の代行を務めねばなりません。
授業する時も、動き方とか、いろいろ指摘されますし、学ぶことも多いです。
教員をはじめる前に思っていた補助の仕事とは大きく違っていました。
わたしにとって一番難しかったのは、教材費の管理でした。あといくら使えるかとか、そういうのを働き始めて1年目の教員に把握させるのってどうかな? とは思いましたが、わたしの場合は、とてもうまくできましたとは正直いって言えませんでした。