小学校の教育実習は、どういうスケジュールかというと、
出勤は8時15分ですが、早い人は8時前に学校に到着しているそうです。
子どもは8時過ぎに登校し、ランドセルをロッカーにしまうなどの支度をしています。
コロナ渦だったので、8時30分前から体温表をチェックし、宿題を集め、朗読カードにシールを貼るなどして、朝の会までの時間をすごします。
朝の会は子どもが主体となってやります。(学校による?)
1時間目から4時間目までの間、主に、実習の指導者の授業を参観します。
他の学年の他のクラスの授業を参観することもあります。
実習が4週間として、はじめの2週間は参観ですごします。
参観の間は、17時半とか18時とか、18時半とかかなり早い時間に帰っていいと言われます。
2週間目か3週間目の途中から、「〇〇の授業をやってみますか?」と言われ、
授業をやってみます。わたしは、道徳と学活をやりましたが、略案とか、授業に使う資料とかプリントを作ったものを指導教諭にチェックしてもらってやりました。
3週間目から3週間目の途中あたりからは全授業を受け持ちのクラスでやります。
授業準備は前日までにやります。教材研究も同じです。
やってみてわかるものですが、準備ってかなり時間がかかります。
だんだんクラスの実態がわかってくると、準備の際に、この教え方であの子たちわかるのかなあとかそういうのもでてきます。
一番のヤマは研究授業です。研究授業では細案を書く必要がありますが、これを前日までに完成させていなくてはなりません。わたしは研究授業の前の週の金曜日に、細案が没になったので、全部書き直す必要が出てきて、月曜から研究授業の前日まで毎日21時まで残って準備しました。おかげで、実習の単位も取れましたが結構大変でした。
これから実習に行くという学生さんから、質問が来ることがあります。
小学校の教育実習は全教科やるんですか? という質問ですが、
「はい、全教科やります」
音も図工も、体育も、家庭科も、やります。
ピアノは弾けなくてはなりませんか? という質問がありましたが、
実際に仕事に就くと、ピアノは専科がやることもあるので、
ピアノは必ずしも弾けなくてもいいのかもしれません。
実際は、勤務する学校がそういうことを決めるので、
実習でピアノが必要かどうかは、指導者に聞いてください。
パソコンで、音源を再生してそれに合わせて子どもを歌わせるっていうやりかたも
ありかと思います。
わたしは、音楽が一番得意で、小中高と5しかとったことありませんでしたが、
教えることに関しては、音楽が一番苦痛でした。
音楽の苦手な子の気持ちが全くわからなかったからです。
自分が得意かどうかと教えるのが得意かどうかとはどうやら違うようです。