志高く、教員になった先生のなかに、うつ(病)になって長期休業したり、退職したりする人も少なくはないです。理由は、学年主任とか、同じ学年の他の教員との人間関係です。初任者なら、指導の先生も入ってきます。
うつ(病)による休業は、特別支援学校のほうが、一般校より多いと思います。なぜなら、教員の数が圧倒的に多いからです。
4月、何もわからない状況で教員になり、他の先生にいろいろ聞きながら仕事を覚えていきますが、いきなり児童の前に立って授業をしなくてはならないし、同じクラス内で、A君とB君が同時にパニックを起こして、どちらかが教室から飛び出てしまったり、よその学年の子がパニックの声に反応して教室に入ってきて喧嘩が始まるということもあります。そんなことしょっちゅうな支援学校(知的)で、そのたびに、あの時のあなたの対応のここが悪くてどうのこうの(以下略)、そしてあの時の対応が(以下略)と毎日のように言われ続けて、だんだん落ち込んでいくっていうのがパターンでしょうかね。
中には、意地の悪い先生もいるし、新任教諭を見下している先生もいます。失敗するたびに鼻で笑ったり、新任教諭を手足のように使って自分は楽をする先輩もいます。教員なのに! と思わないこともありませんが、なんかそういうのってじわじわ来ますよね。メンタルが強い! と自負しているこのわたしも、ドラッグストアでうつ(病)に効くと言われているセントジョーンズワートを飲みながら乗り切りました。何もないのに涙が出てきたりするようになったのはGWの後あたりからでした。
メモを取ると怒られ、ふきんの消毒から、床の掃除から、運動会の後の椅子の後片付けを1学年分全部ひとりでやらされたり、真冬のグランドで体育の授業の準備を一人でやらされたりしましたよー。担任を持っていないから自由に動けるのは確かですが、本音では何人か他の先生にも来てほしいって思います。
4月に一緒に仕事を始めた新任教諭の先生は、5月の中旬ごろから学校に来なくなり、そして、夏に退職されました。ツイッターを見ていると、1年目でメンタルを壊して退職している先生は多いです。
わたしも、メンタル壊しましたけど、病院に行こうと思って電話しても数週間先にしか予約が取れませんから、結局行かずじまいでした。セントジョーンズワートで回復して、秋からはセントジョーンズワートすら飲まずに乗り越えました。
それから、わたしの勤務校は、校舎や体育館のワックスがけや、校舎の改装工事の時の引っ越し作業は全部教員がやっていましたから、その仕事も結構足腰に来ました。そのおかげで、自宅の床のワックスがけも意外と自分でできるんだってことがわかったので、やるようになりました(自宅用のは、何回も塗りなおさないと色むらになりますけども)